2024/09/12
令和6年度ダイバーシティ推進セミナーを開催
8月27日(火)に帯広畜産大学講堂並びにオンライン配信のハイブリッド形式で、北海道国立大学機構の役職員を対象に令和6年度ダイバーシティ推進セミナーを開催しました。
当機構では、小樽商科大学、帯広畜産大学、北見工業大学の法人統合以降、機構役職員のダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂性)に関する意識醸成を目的に、毎年セミナーを開催しており、今回が第3回目となります。
今年度は、「生理痛(月経痛)」に対する相互理解を深めるため、大阪ヒートクール株式会社から講師をお招きし、「生理痛体験研修及び公開ワークショップ」を実施しました。生理痛体験研修を大学で実施するのは当機構が初めてです。
体験研修では、管理職員や希望者が、ピリオノイドと呼ばれる装置を用いて生理痛を疑似体験しました。また、公開ワークショップでは、日常で起こる痛みに対して、職場や組織としてどのような対策を講じるべきか、2種類のカードを使用したグループワークが行われました。
本セミナーを通じて、生理痛休暇の制度や取得状況、国内の企業で実際に行われている取り組みや認定制度についての知見を得ることができました。さらに、体験研修に参加した男性職員からは、『普段なかなか体感することのない痛み』や『この状態で業務に集中するのは大変そう』といった様々な感想が寄せられました。本セミナーを通じ、教職員が生理痛休暇を取得しやすい制度の導入や、生理痛による欠席に配慮する必要性が認識され、本機構におけるダイバーシティとインクルージョンの推進に寄与したものと考えています。
※本体験研修は、事前に十分な説明を行い、参加者の同意を得た上で実施しております。