令和7年度ダイバーシティ推進セミナーを開催
9月5日(金)、北見工業大学講堂において、北海道国立大学機構の役職員を対象に令和7年度ダイバーシティ推進セミナーを開催しました。
北海道国立大学機構では、機構が発足した令和4年度から、機構役職員のダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂性)に対する意識醸成を目的に、毎年セミナーを開催しており、今回が第4回目となります。
本年度は、学校法人東京家政学院理事長であり、筑波大学名誉教授の吉武博通氏を講師にお迎えし、「大学組織の変革とダイバーシティ」と題して講演が行われました。講演では、少子高齢化などの社会課題の中で国立大学が果たすべき役割として、多様な人材の育成や地域の持続可能性への貢献が示され、あわせてダイバーシティの尊重とDX推進、教職員の意識改革の重要性が示されました。
講演に続き行われたパネルディスカッションでは、吉武氏に加え、穴沢眞学長(小樽商科大学)、長澤秀行学長(帯広畜産大学)、榮坂俊雄学長(北見工業大学)が登壇しました。モデレーターを務めた村田美樹ダイバーシティ推進委員会委員長の進行のもと、多様性を活かした構成員協働による改革推進をテーマに意見交換を行いました。各大学における取り組みや課題が共有され、組織文化の変革や協働の重要性について活発な議論が展開されました。
受講後のアンケートでは、「ダイバーシティ推進が自分自身の働き方を見直す契機になった」「講演と議論を通じて、多様性を活かすことが大学の未来に直結することを実感した」といった感想が寄せられました。
今回のセミナーを通じて、役職員一人ひとりが多様性の尊重と協働の意義を改めて認識し、機構全体におけるダイバーシティとインクルージョンの推進に資する有意義な機会となりました。