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2023/10/05

「ルーキーズキャンプ2023」において三大学間の交流を深めました

2023年9月23日(土)・24日(日)、北海道立青少年体験活動支援施設「ネイパル足寄」において、小樽商科大学、帯広畜産大学および北見工業大学の三大学新入生合同合宿研修「ルーキーズキャンプ2023」を実施しました。

三大学合同でのルーキーズキャンプの対面実施は、新型コロナウィルス感染症流行前の2019年以来4年ぶりとなりました(2020年はオンラインで開催)。

今回の研修は本機構の教育イノベーションセンター(Innovation Center for Education/略称ICE)が主催し、機構が設置する三大学の学生間、教職員間の交流を深めることを目的として実施しました。専門分野が異なる三大学が共同(協働)で行う学習プログラムを通じ、各大学から参加した学部1年生(新入生)が今後主体的に学修に取り組みながら大学生活を送れるよう、また新しい研究や事業を開発・普及・展開する際の学生同士のネットワークづくりになることを目指しています。

当日は研修のファシリテーターである小樽商科大学 大津 晶教授の下、三大学新入生36人が大学混成6チームに分かれて研修を行いました。

研修プログラムでは、各大学の特性が現れた意見交換が活発に行われ、三大学間の交流・理解が深まりました。

研修の前後でアンケートを実施し、事後のアンケートでは事前と比較して、相互の大学や学生の印象がポジティブに変化したという回答が多いという結果となりました。また、今回ルーキーズキャンプに参加して得られたものとして「他大学の学生と交流することで違う視点を得られた」「新たな友人ができた」「自分の考えを言語化する能力が上がった」などが挙げられ、実りのある三大学合同新入生合宿研修となりました。

両日の各プログラムの詳細は以下をご覧ください。

 

三大学合同新入生合宿研修「ルーキーズキャンプ2023」 プログラム

1日目(9月23日) プログラム

 

研修① チームビルディング

自己紹介を兼ね、カードを用いて、各自が大事にしている価値観をチーム内で共有しながらチームビルディングを行いました。

ゲーム形式で「自由」「独創性」等が書かれたカードを取捨選択しながら、それぞれが重視する価値観を互いに説明し、すぐに打ち解けた雰囲気となりました。

 

 

 

開 講 式

鈴⽊ 将史教育イノベーションセンター⻑(⼩樽商科⼤学副学⻑)より開講の挨拶がありました。

 

 

理事長 講 話

長谷山 彰理事長から、相互提供科目や三大学連携文理融合教育プログラム(副専攻型プログラム)を積極的に受講することで三大学の多様な学びに触れて多面的に物事をみる力を身に着け、複雑で変化する課題に立ち向かってほしいと激励のメッセージが送られました。

 

 

 

研修② グループディスカッション「三大学の特性を生かした学生間交流の深化」

三大学の特性を生かした学生交流のアイデアについてディスカッションし、「大学祭とスポーツ大会の合同開催」、「三大学合同キャンパスの設置」、「三大学学生合同による商品開発」といった多数の興味深いプランが挙げられました。

このディスカッションには各チームに長谷山理事長、小樽商科大学 穴沢 眞学長、平⼭ 浩⼀教育イノベーションセンター副センター⻑(北⾒⼯業⼤学 副学⻑)、帯広畜産大学 小池 正徳学長補佐も加わりました。

 

研修③ ワークショップ「ミライの北海道」

 

各学生が「2050年の北海道の姿」を想像し、おもちゃのブロックを使って、造形しました。

その作品を他の学生がみて、作り手の意図を想像し、チーム内で感想を述べあいました。そこでは作り手も考えていなかったような様々な解釈があり、学生それぞれが多様な考え方を共有しあいました。

 

 

 

研修④ 三大学交流

三大学の学生から、各大学での特長ある学び、学生生活と地域の特色について紹介しあい、他大学について相互理解が深まる場となりました。

 

2日目(9月24日) プログラム

 

研修⑤ ウォーミングアップ

研修前のウォーミングアップとして「口」という漢字に2画足して別の漢字を作るというゲームをチーム対抗戦で行いました。

また、A4コピー用紙6枚を使い、一番高いタワーを作ったチームが勝ちのゲームを行い、大いに盛り上がりました。

 

 

 

副専攻型プログラムの紹介

各大学の教職員とサポート学生から、三大学連携文理融合教育プログラム(副専攻型プログラム)のカリキュラムと育成しようとする人材について説明し、積極的な履修を呼びかけました。

 

研修⑥ グループディスカッション「ホッカイドウの未来」

1日目に各自が作成した「2050年の北海道」の姿を表現したブロックの意図を共有しあい、チームごとに2050年に「実現したい未来」と「避けるべき未来」について語り合い、発表に向けて内容をまとめ上げました。

 

 

 

研修⑦ プレゼンテーション「北海道の未来」

チームごとに研修⑥のグループディスカッションをもとに、模造紙を用いてプレゼンテーションを行いました。

2050年に「実現したい未来」では「全自動ロボット 農業君!」や「宇宙移民計画」などのユニークなプランが挙がり、「避けるべき未来」では「高齢化社会」や「町の衰退」などについて取り上げられ、三大学の専門性を活かした解決策も提案されました。

発表後は教員から鋭い意見も寄せられましたが、学生たちはチームワークを駆使し、回答しました。

 

 

サポート学生と各大学教職員から、研修の総括とこれからの大学生活への期待のメッセージが送られました。

 

 

 

 

 

閉 講 式

平⼭教育イノベーションセンター副センター⻑(北⾒⼯業⼤学 副学⻑)より閉講の挨拶がありました。

 

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