【帯広畜産大学】馬術部が新年恒例の「馬上参拝」を実施しました
1月1日(月)、帯広畜産大学馬術部が帯廣神社にて「馬上参拝」を行いました。同大馬術部による「馬上参拝」は、50年以上の歴史がある新年の恒例行事です。
「馬上参拝」は馬術部の部員全員が参加する行事で、今年は23人の部員が参加しました。道中は1年生が交代で騎乗役を務めたほか、車での先導や交通整備などの役割を担いました。また馬には、通行する車に驚いたり、寄ってきた人間を見て暴れたりしないような落ち着いた性格が求められるため、毎年参加している柏艶号(牝・13歳)のほか、一昨年から参加している柏都号(牡・9歳)の2頭が選出されました。
午前4時30分頃に帯広畜産大学を出発した後、車通りや人通りの少ないルートを選んで帯廣神社までの約10kmの道を進み、午前8時30分頃に帯廣神社に到着しました。
柏艶号に騎乗した主将の神谷 詩さん(畜産科学課程3年)と柏都号に騎乗した副将の小幡 千奈津さん(畜産科学課程2年)により馬上参拝が行われ、神谷主将が「本年の人馬の健康と活躍を祈願いたします。」と参拝の言葉を述べました。
今回で3回目の参加となる神谷主将は、「今年も、帯広畜産大学馬術部の伝統的な『馬上参拝』を無事に終えることが出来て、嬉しい限りです。『馬上参拝』は朝早くから極寒の中を皆で歩き、馬達にとっても往復約20kmもの道のりを歩くのは大変なことです。一緒に歩いてくれた柏艶と柏都に感謝の思いで一杯です。今年は前日に降雪の予報で、帯廣神社までの道中を心配していましたが、積雪があったお陰で例年よりも歩きやすく、人馬共に安全に歩くことが出来ました。私にとっては今回が最後の馬上参拝となりましたが、馬と共に初詣を行うという貴重な経験ができたことを、非常に嬉しく思います。毎年、地元の参拝客の皆様にも温かく見守っていただいており、今後もこの伝統行事をぜひ繋いでほしいです。」と語りました。
また馬術部の活動については、「昨年は全日本学生馬術大会の総合馬術競技で団体3位の結果を残すことが出来ました。この結果は、部員全員協力があってこその結果です。昨年得た経験を糧に、今年もチームワークを大切に、更なる高みを目指していきます。」と意気込みを語りました。
※令和6年1月3日(水)発行の十勝毎日新聞にて本件についての記事が掲載されました。