STUDENT NOW!

2024/09/20

【帯広畜産大学】博士後期課程畜産科学専攻2年の開澤菜月さんが第1回アジア土壌動物学会(The first Asian Colloquium of Soil Zoology)においてBest Presentation Awardを受賞

第1回アジア土壌動物学会(The first Asian Colloquium of Soil Zoology)(8月22日(木)~24日(土):奈良市)において、大学院博士後期課程畜産科学専攻(環境生態学コース)2年の開澤菜月さん(指導教員:山内健生准教授)がBest Presentation Awardを受賞しました。

開澤さんは「Centipedes and millipedes active in winter in eastern Japan」というポスターで、弘前大学との共同研究の成果を報告しました。
開澤さんは多足類(ムカデ類やヤスデ類など)の分類学と生態学の研究に従事しており、本研究では、日本北東部の豪雪地域および寒冷地域おいて、冬期に積雪下で多様なムカデ類とヤスデ類が活動していることを報告しました。日本において、積雪下の多足類相に関する知見は皆無であったため、本研究で得られたデータはすべて新知見となります。ムカデ類とヤスデ類は積雪下で大きなバイオマスを占めると考えられるため、本研究内容は積雪下の生態系を解明する上で重要な知見となることが期待されます。

開澤さんは「初めての英語でのポスター発表でしたが、海外の研究者からも自分の研究に対して様々な意見を受けることができ、得るものが多くありました。このような賞をいただけたのは先生をはじめ、共同研究者の中村先生(弘前大学白神自然環境研究センター教授)、研究に協力してくださった仲間のおかげです。ありがとうございました」と感謝の気持ちを語りました。

受賞した開澤さん

会場に掲示されたポスター

STUDENT NOW!一覧