2024/12/19
【帯広畜産大学】共同獣医学課程6年の末永羅綺さんが国際アメーバ会議2024においてBest Presentation Awardを受賞
12月5日(木)から8日(日)まで長崎大学で開催されたInternational Meeting on Amebiasis (国際アメーバ会議)2024において、帯広畜産大学共同獣医学課程6年の末永羅綺さん(指導教員:福本晋也准教授)が、「Best Presentation Award」を受賞しました。本賞は、若手研究者の中で特に優れた口頭発表を行った者に授与される賞です。
末永さんの演題は、「Entamoeba invadens infection causes a lethal pathology in juvenile sea turtles」で、斃死したウミガメ類の病理学的・分子生物学的解析を行い、Entamoeba invadensというアメーバの一種が、幼齢ウミガメに感染し重篤な病態を引き起こすことを明らかにしました。今日、保全による個体数増加が期待されるなか、死亡リスク増悪因子となるウミガメの疾病についての知見は多くが不足しており、本成果により、絶滅危惧種である希少なウミガメ類にリスクがある疾病についてさらなる理解が深まり、繁殖活動や保護活動の一助とされることが期待されます。
末永さんは、「今まで多大なるご指導をいただいた先生をはじめ、研究にご協力いただいたすべての皆様に、心から感謝を伝えたいです。大学での研究生活の締めくくりに、このような賞をいただくことができ、大変光栄です。本研究が今後のウミガメ保全につながれば嬉しく思います。」と喜びを語ってくれました。