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2024/12/11

国立大学法人北海道国立大学機構メールマガジン Vol.6(令和6年12月号)

目次

【1】三大学交流事業「3大学硬式野球部交流戦」を実施しました
【2】研究活動紹介(良質な堆肥生産と利用の推進)
【3】イベントのご案内
【4】トピックス


【1】三大学交流事業「3大学硬式野球部交流戦」を実施しました

実施概要

10月26日(土)・27日(日)の両日、小樽商科大学を会場に、小樽商科大学、帯広畜産大学及び北見工業大学の3大学硬式野球部による交流戦を実施しました。この交流戦は、3大学の学生交流推進を目的とした事業で、学生相互の親睦と機構組織への理解を深めることで、交流の深化と新たな展開に繋げたいとの願いが込められています。

小樽商科大学は札幌学生野球連盟、帯広畜産大学と北見工業大学は北海道学生野球連盟に所属しており、小樽商科大学と他2大学との対戦は今回が初めてとなりました。

小樽商科大学硬式野球部主将による選手宣誓、長谷山理事長による始球式で始まり、各試合とも白熱した好勝負が展開されたほか、駆け付けた小樽商科大学応援団による全チームへのエールが会場を盛り上げました。

結果は、小樽商科大学硬式野球部が優勝、北見工業大学が2位、帯広畜産大学が3位となりました。優勝チームには理事長からトロフィーと賞状、副賞としてバットが贈呈され、三大学の野球部には参加賞としてボール1ダースが贈られました。初日の夜には懇親会を開催しました。同じ大学の学生が隣り合わないように配席を工夫することで、学生同士の交流を促進。参加者は会話が尽きない様子でした。

参加学生からは、「3大学の野球部同士で仲良くなれて本当に楽しかった」「4年生なので最初で最後の交流機会となり、良い思い出になった」といった感想が寄せられ、実りのある交流事業となりました。

今後の展望

今年度は体育系部活動である硬式野球部による交流を実施しましたが、次年度以降は女子学生体育系部活動や文化系部活動など、より幅広い交流を検討していく予定です。将来的には、学生が自発的に交流活動を企画・実施するまでに発展することを期待しています。

【2】研究活動紹介(良質な堆肥生産と利用の推進)

このコーナーでは、北海道国立大学機構の様々な研究内容をご紹介して参ります。今回は、帯広畜産大学で進めている研究について、ご紹介いたします。

良質な堆肥生産と利用の推進

宮竹史仁(帯広畜産大学)

研究概要

環境負荷に優しく、高品質な堆肥を生産するため、「堆肥化ロボット」と「バイオ炭混合堆肥」の開発に取り組んでいます。

堆肥化ロボットは、堆肥クレーン、通気量自動制御装置、温度測定装置、堆肥加温装置、発酵診断装置などの特許技術を駆使し、効率的な堆肥の生産と管理を可能にします。生産された良質な堆肥は、有機肥料や家畜の敷料として利用され、作物の抗酸化機能の向上や土壌中の微生物多様性を増加させる効果が確認されています。また、敷料としても用いることで、病原菌の抑制や牛の快適性向上にも効果を発揮しました。

さらに、バイオ炭混合堆肥は、家畜ふん尿とバイオ炭を混合して堆肥化したもので、従来の乳牛ふん堆肥と比べて、温室効果ガスやアンモニアといった環境負荷ガスを削減に効果があります。バイオ炭を圃場に施用することで、土壌の物理性の改善や作物の品質向上(硝酸態窒素の過度な蓄積防止)にもつながります。このような技術は、環境への配慮と高品質な堆肥づくりを両立させ、持続可能な農畜産業を支えます。

今後の展望

良質な堆肥は、水分調整材(副資材)や家畜の敷料、有機肥料として幅広く活用できます。農業資材の国内自給や適切な利用促進を図ると同時に、堆肥を中心とした持続可能な農畜産業の構築を目指しています。

本件に関する産学官金連携に関するご要望・ご相談はこちら(産学官金連携統合情報センター(IIC) )

【3】イベントのご案内

1.「エコプロ2024」に出展

日本経済新聞社等が主催する「エコプロ2024」にブース出展を行います。「エコプロ」は1999年より毎年東京ビッグサイトで開催されている環境配慮型製品・サービス(エコプロダクツ、エコサービス)に関する一般向け展示会であり、今回は「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)」の推進をテーマに開催されます。

・開催日時:12月4日(水)~12月6日(金)
・場所:東京ビッグサイト(東京国際展示場)

詳細はこちらをご覧ください。


2.【小樽商科大学】2021年からスタートした文理融合研究「榎本石鹸プロジェクト」 ~クラウドファンディングを立ち上げました~

小樽商科大学では、小樽商科大学の取組及び榎本武揚との関係性を広く知ってもらいたいという思いから、「榎本武揚が書き記した石鹸製造レシピで復刻した石鹸を届けたいプロジェクト」のクラウドファンディングを立ち上げました。今回のクラウドファンディングでは、復刻版石鹸に加え、現代風にリニューアルした敏感肌用石鹸、さらには榎本が好んだ牡丹の香り付き石鹸の3種をお届けします。皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

募集期間:令和6年12月27日(金)まで

詳細はこちらをご覧ください。

【4】トピックス

1.「ビジネスEXPO2024」に出展しました

オープンイノベーションセンター(通称:ACE)及び3大学が合同で11月7日(木)、8日(金)の2日間の日程で開催された「ビジネスEXPO2024~第38回北海道 技術・ビジネス交流会」に出展しました。当機構の展示ブースでは、「社会の多様な期待に応えるオープンイノベーション促進」をテーマに、ACEの取組に加え、3大学それぞれの取組についての紹介を行いました。

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2.「Matching HUB Hokuriku 2024」に出展しました

オープンイノベーションセンター(以下、ACE)ビジネス開発部門では、11月12日(火)、13日(水)の2日間の日程で石川県金沢市で開催された「Matching HUB Hokuriku 2024」のパネル展示会に出展しました。
学生によるビジネスプランコンペティションでは、当機構学生を含むグループがエントリーした「タイムカプセルにんじん」(代表者:小樽商科大学 池田莉々香さん、メンバー:小樽商科大学 櫻間有里菜さん、北見工業大学 水島弥生さん、旭川市立大学 甫将輝さん)が、日本政策金融公庫による日本公庫賞を受賞し、副賞としてビジネスプランのブラッシュアップ支援の権利を獲得するなど、そのプラン内容が高く評価されました。

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3.【帯広畜産大学】本学大学院生が日本畜産学会第132回大会において優秀発表賞を受賞しました

9月16日(月)~20日(金)に、京都大学で開催された日本畜産学会第132回大会において、帯広畜産大学大学院生の平間誠二郎さん(博士前期課程畜産科学専攻1年、指導教員 萩谷功一准教授)が優秀発表賞を受賞しました。

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4.【帯広畜産大学】本学大学院生が日本畜産学会国際会議優秀発表賞を受賞しました

帯広畜産大学大学院生の梶川和輝さん(博士前期課程畜産科学専攻2年、指導教員 萩谷功一准教授)及び宮田あゆさん(大学院博士後期課程畜産科学専攻1年、指導教員 口田圭吾教授)が第20回アジア太平洋州畜産学会大会に参加する日本国内の若手研究者を対象に日本畜産学会の選考委員会による発表内容の審査を経て授与される日本畜産学会国際会議優秀発表賞を受賞しました。

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5.【帯広畜産大学】令和6年度「経営者とガチで学ぶ交流会×勉強会」第1弾を開催しました

帯広畜産大学では、10月31日(木)に令和6年度「経営者とガチで学ぶ交流会×勉強会」第1弾を開催しました。今回は、帯広創業の酪農デジタル・トランスフォーメーション企業「(株)ファームノートホールディングス」小林晋也社長を講師に迎え、「ファームノートが挑む、サステナブルな食糧生産の実現」と題した勉強会を行いました。

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6.【帯広畜産大学】ゼニガタアザラシ研究グループが前田一歩園賞を受賞しました

帯広畜産大学の学生サークル「ゼニガタアザラシ研究グループ」が前田一歩園賞を受賞しました。前田一歩園賞は、北海道の自然環境の保全とその適正な利用に関して、道内各地で地道な努力を重ね、顕著な功績のあった個人、団体に贈呈されるもので、今回は「ゼニガタアザラシ研究グループ」と1個人が受賞しました。

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7.【北見工業大学】本学大学院生2名が第33回日本エネルギー学会大会においてポスター発表賞を受賞しました

8月7日(水)~8日(木)に早稲田大学で開催された「第33回日本エネルギー学会大会」のポスターセッションにおいて、北見工業大学院生の小笠原恭也さん(博士前期課程工学専攻機械電気工学プログラム2年、指導教員 八久保晶弘教授)と水谷優斗さん(博士前期課程工学専攻社会環境工学プログラム1年、指導教員 八久保晶弘教授)が、ポスター発表賞を受賞しました。

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8.【北見工業大学】機械電気系の大野智也教授が令和6年度北海道地方発明表彰の文部科学大臣賞を受賞しました

北見工業大学機械電気系の大野智也教授が株式会社常呂町産業振興公社との共同研究により開発した「循環型農業を目指した貝殻粉末の造粒技術(特許第6781426号)」が、令和6年度北海道地方発明表彰(主催:公益社団法人発明協会)の文部科学大臣賞を受賞し、10月24日(木)に帯広市において表彰式が行われました。また、同賞受賞の法人代表者である長谷山彰理事長には、
その功績を称え、実施功績賞が贈られました。

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9.【北見工業大学】本学大学院生が「第2回北海道バイオ”Mix-up”」において最優秀口頭発表賞を受賞しました

9月25日(水)~26日(木)に北海道大学で開催された「第2回北海道バイオ”Mix-up”」において、北見工業大学大学院生の市川晴雪さん(博士後期課程共創工学専攻1年、指導教員 陽川憲准教授)が最優秀口頭発表賞を受賞しました。

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10.【北見工業大学】本学大学院生2名が国際会議「International Japan-Korea Seminar on Ceramics」においてYoung Ceramist Awardを受賞しました

10月31日(木)~11月3日(日)にアクロス福岡(福岡市)で開催された「The 38th International Japan-Korea Seminar on Ceramics」において、北見工業大学大学院生の田中汰樹さんとLim Daehyun(イム デヒョン)さん(受賞当時:博士前期課程工学専攻応用化学プログラム1年、指導教員大野智也教授)が、Young Ceramist Award(Best Poster Presentation)を受賞したことが発表されました。

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11.【北見工業大学】基礎教育系の中里浩介准教授が第6回日本スキー学会論文賞を受賞しました

北見工業大学基礎教育系 中里浩介准教授が執筆した論文「ジュニアアルペンスキー選手を対象としたラボテストとフィールドテストとの関連性」が、第6回日本スキー学会論文賞を受賞しました。

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12.【北見工業大学】研究シーズ集を更新しました

北見工業大学では、産業界との密接な関係を築き、地域連携・社会貢献を推進していくための足掛かりとして、研究シーズ集を公開しています。「こういう研究をしている先生を紹介してほしい」「研究内容を詳しく知りたい」「研究シーズを活用したい」等のご要望は、研究協力課地域連携係(0157-26-9153)までお気軽にご相談ください。

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13.【北見工業大学】髙橋元学長、多田名誉教授が叙勲「瑞宝中綬章」を受章しました

令和6年秋の叙勲において、北見工業大学の髙橋信夫元学長及び多田旭男名誉教授が瑞宝中綬章を受章されました。

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14.【北見工業大学】本学大学院生が「令和6年度 日本セラミックス協会東北 北海道支部 研究発表会」において優秀発表賞を受賞しました

11月11日(月)、12日(火)に札幌コンベンションセンターで開催された「令和6年度 日本セラミックス協会 東北北海道支部 研究発表会」において、北見工業大学大学院生の松浦久晃さん(博士前期課程工学専攻機械電気工学プログラム1年、指導教員 大野智也教授)が、優秀発表賞を受賞しました。

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15.【北見工業大学】本学学生がNHK「あなたの大学おじゃまします」のインタビューを受けました

北見工業大学キャンパスにおいて、NHKの番組「ほっとニュース道北・オホーツク」の番組内で大河内惇アナウンサーが担当するコーナー「あなたの大学おじゃまします」の取材撮影が行われ、その模様が11月19日(火)に放送されました。
放送には入りきらなかった学生を含む12人全員のインタビューの様子が「NHK北海道WEB」で公開されていますので、是非ご覧ください。

詳細はこちらをご覧ください(NHK北海道WEB:アナブロ)。


最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
今後も定期的に配信をしてまいりますので、是非ご覧ください。


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