NEWS

2024/12/25

令和6年度リカレント教育講座「第2回中小・小規模企業者を対象としたSDGs実践セミナー」を開催しました

国立大学法人北海道国立大学機構教育イノベーションセンター(小樽商科大学・帯広畜産大学・北見工業大学)は、12月16日(月)に「商学」「農学」「工学」の分野を融合させたリカレント教育プログラム「第2回中小・小規模企業者を対象としたSDGs実践セミナー」を開催しました。

日本語で「持続可能な開発目標」と訳されるSDGsは、17の目標(ゴール)が設定されていますが、スケールが大きく、一見分かりにくいという声もあります。このセミナーでは、企業がそれぞれの事情に合わせ自分たち自身で何をすればよいのか、「脱炭素経営」に焦点を当て、その戦略や考え方、実践事例を紹介しました。

はじめに、江頭 進 教育イノベーションセンター長から主催者挨拶があったのち、第1部では横浜市で印刷会社を経営する株式会社大川印刷代表取締役社長 大川哲郎氏にご登壇いただき「脱炭素で新たな企業価値を創る!-斜陽産業と言われる業種の挑戦-」と題して、現代や未来の企業がSDGsの視点を経営に取り入れることで、生き残るだけでなくいかに発展していけるのかという「経営姿勢」をご自身の経験をもとにご講演いただきました。

続いて第2部では、小樽商科大学の泉 貴嗣准教授をファシリテーターとして、大川社長、帯広畜産大学の岩本 博幸教授、北見工業大学の渡邊 康玄教授の4名による専門的知見を交えたトークセッションを行い、会場からは活発な質問が寄せられるなど盛況のうちに幕を閉じました。

受講者アンケートでは「SDGsの実践に関して、事業活動における対策や、農業、物づくり各分野の専門的な話についての理解が進んだ。」など、多くのご感想やご意見が寄せられました。

今後も教育イノベーションセンターでは、実践的なリカレント教育プログラムを展開していきます。

 

(講師の大川氏) (トークセッションの様子)

 

NEWS一覧