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2025/12/18

国立大学法人北海道国立大学機構メールマガジン Vol.18(令和7年12月号)

目次

【1】「垂直式営農型太陽光発電に関する実証研究設備の現地見学会」を開催
【2】帯広畜産大学、地域貢献度ランキング(小規模大学部門)で全国2位に!
【3】研究活動紹介(北見工業大学 中里 浩介 准教授)
【4】イベント等のご案内
【5】トピックス


【1】「垂直式営農型太陽光発電に関する実証研究設備の現地見学会」を開催

令和7年11月10日(月)に、帯広畜産大学、北海道自然電力株式会社および東急不動産株式会社による「垂直式営農型太陽光発電に関する実証研究設備の現地見学会」を開催し、71名にご参加いただきました。

帯広畜産大学と北海道自然電力株式会社は、令和6年8月20日付で北海道十勝の農畜産業における垂直式営農型太陽光発電の実証研究等を通して、地域のカーボンニュートラルの実現及び持続的発展に貢献することを目的に連携協定を締結しています。

この協定に基づき設置された「北海道自然電力共同研究講座」の取組みの一環として、帯広畜産大学の畜産フィールド科学センター圃場(以下、「実証圃場」という)にて大規模な垂直式営農型太陽光発電(ソーラシェアリング)の実証研究を行うため、令和7年6月下旬より設置工事を進めてきました。工事の完了が近づいていることから、関係者向けに現地見学会を開催し、設備に関する説明や実証圃場で行う共同研究の概要を紹介しました。

【実証研究の目的】
十勝地域における基幹作物(小麦、豆類、てん菜(ビート)、牧草)の栽培や農業経営、景観等に対し垂直式太陽光発電施設の設置による影響を多角的に評価し、地域農業と再生可能エネルギーの共存モデルの確立を目指します。

【今後の展望】
帯広畜産大学では、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、省エネルギーおよび再生可能エネルギー利用を積極的に進めています。
実証研究では、農業が盛んな十勝地域のソーラーシェアリングによる再生可能エネルギーの利用可能性の検証だけでなく、地域の生態系や自然環境との共存を図る方法についても検討します。

詳細はこちらをご覧ください。

左から北海道自然電力株式会社・堂屋敷氏、東急不動産株式会社・畠山氏、帯広畜産大学・長澤学長、帯広市川西農業協同組合・山根氏

実証圃場全景

秋まき小麦播種の様子(令和7年10月)

【2】帯広畜産大学、地域貢献度ランキング(小規模大学部門)で全国2位に!

日本経済新聞社が実施した「大学の地域貢献度調査」(2025年12月発表)で、本学が、学生数1,999人以下の小規模大学部門で全国第2位にランクインしました。総合得点は61.3点で、同部門の国立大学では1位と高い評価を獲得しています。

日経グローカル「大学の地域貢献度調査」は、全国の大学を対象に、地域社会への貢献度を多面的に評価する調査です。組織体制、学生・住民との交流、産官学連携、SDGsや防災などの項目をもとに点数化し、隔年で結果を公表しています。

詳細はこちらをご覧ください。

【3】研究活動紹介

このコーナーでは、北海道国立大学機構の様々な研究をご紹介して参ります。今回は、北見工業大学で進められている研究について、ご紹介いたします。

 スキーブーツの着用の有無によるパワー発揮動作の変化~アルペンスキー選手の動作を解析し、競技力向上につなげる~

研究概要

スポーツバイオメカニクス(アスリートの動作の物理的な分析)を専門とし、アルペンスキーの研究に取り組んでいますが、そのひとつとして、スキーブーツがアルペンスキー選手の動作に与える影響の分析についてご紹介します。

 

アルペンスキー選手は競技専用に開発されたスキーブーツを着用しますが、そのスキーブーツは日常のトレーニングで使用するようなシューズとは大きく異なり、硬い素材で作られ、下腿を覆う構造をしています。そのようなブーツを着用することにより選手の動作がどのような影響を受けているのか、キネマティクス(体の各部位の位置変化や角速度など、選手の外見的な動き)、キネティクス(その動きのもととなる力)の両面から計測しました。

 

具体的には、7名のアルペンスキー選手に、日常使用するトレーニングシューズを着用した状態と、競技時に用いるアルペンスキーブーツを着用した状態のそれぞれにおいて、カウンタームーブメントジャンプ(下に沈み込む動きで反動をつけて上へジャンプ)及びスクワットジャンプ(沈み込んで静止した状態からそのまま上へジャンプ)というパワー発揮動作を行ってもらい、そのときに選手と地面との間で発生する力を計測するとともに、モーションキャプチャ(人体の各部位などの動きを3次元的に計測し記録する技術)を用いて各選手の下肢運動を計測し,関節角度の変化量,および角速度の算出を行いました。

 

その結果、トレーニングシューズを比較対象としてアルペンスキーブーツ着用時には、下肢のパワーは低下し、また膝関節については可動範囲が狭くなり角速度も低くなりますが、股関節については可動範囲が広くなり角速度も向上するということが分かりました。

<図1:アルペンスキーブーツ>

<図2:モーションキャプチャにより各関節の角度(θ)、角速度(ω)を計測>

 

 

 

 

 

 

 

今後の展望

北海道の中でも寒冷な地域に立地する北見工業大学では、その地の利を活かし寒冷という特色を反映した各種研究を進めており、冬季スポーツに関しても冬季スポーツ科学研究推進センター(通称:WinSS)を設立し、とくにアルペンスキーとカーリングの2種目を中心として、アスリートの競技力向上や地域の生涯スポーツへの貢献を目指す研究を何人もの研究者が遂行しています。

そしてさらに、冬季スポーツについて、自身の競技力向上とともに競技力向上に関する研究ができ、さらにスポーツを通して在学中・卒業後を問わず社会の発展に貢献できる学生を育てる、エリートアカデミー事業も推進しています。

本研究も、北見工業大学でスキー動作の定量的な評価や用具開発支援などの研究に中里先生と一緒に取り組んでいる佐藤満弘教授、そしてエリートアカデミー所属でアルペンスキー選手である山石奏人学部生(当時)との協力のもと、進められています。

このような北見工業大学において、これからも、スポーツ科学に加え、工学の研究者と協力し工学的な手法も取り入れて、アルペンスキーの競技力向上の研究を進めて行きます。

 

○ 北見工業大学

工学部 基礎教育系/冬季スポーツ科学研究推進センター

准教授 中里 浩介

 

\PROFILE/

オーストリアのザルツブルグ大学(University of Salzburg)にてスポーツ科学の博士号を取得し、スポーツ科学の観点から、アルペンスキー選手の競技力向上に取り組んできました。

これからも、スポーツ科学と北見工業大学の有する工学の知見とを融合し、アルペンスキーの発展に貢献していきたいと思います。

本件に関する産学官金連携に関するご要望・ご相談はこちら(産学官金連携統合情報センター(IIC) )

 

 

【4】イベント等のご案内

1.エア・ウォーターの森1周年記念フォーラムにオープンイノベーションセンター(ACE)川口センター長、北川ビジネス開発部門長が登壇します【令和7年12月19日(金)開催地:札幌市】

令和7年12月19日(金)にエア・ウォーターの森(札幌市桑園)にて開催されます「エア・ウォーターの森1周年記念フォーラム」にて、当機構オープンイノベーションセンター(ACE)の川口センター長及び北川ビジネス開発部門長が第二部「北海道4大学が描く、産学連携の新たなかたち」というテーマのパネルディスカッションに登壇いたします。第三部の「学生・研究者ピッチ」では下記の通り機構3大学から学生も参加いたしますので、是非皆様のご参加をお待ちしております。

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2.チャレンジフィールド北海道シンポジウムにて北見工業大学岩舘健司助教が登壇します
【令和8年1月19日(月)開催地:札幌市(オンライン併用開催)】

令和8年1月19日(月)に札幌市(オンライン併用)にて開催されますノーステック財産(チャレンジフィールド)主催のシンポジウム「北海道の広葉樹を中心とした林業・林産業における新技術と利活用の取り組み2」にて、北見工業大学岩舘健司助教が「北海道内広葉樹の樹種判定・単⽊情報取得アプリの開発」というタイトルで発表を行います。会場は札幌市でございますが、オンラインでの併用開催となっておりますので、是非この機会にご参加いただければと思います。

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【5】トピックス

1.「ビジネスEXPO2025」に出展しました

当機構オープンイノベーションセンター(通称:ACE)および小樽商科大学・帯広畜産大学・北見工業大学の3大学は、札幌市のアクセスサッポロにて、2025年11月6日(木)、7日(金)の2日間の日程で開催された「ビジネスEXPO2025~第39回北海道 技術・ビジネス交流会」に合同出展しました。本イベントは、北海道最大級のビジネスイベントであり、第39回目となった今年度は<大変革に挑む 北海道~ポテンシャルを真価に変える“未来創造イノベーション”~>をテーマに、当機構が展示する「学術・試験研究機関展示ゾーン」のほか、「ITビジネス展示ゾーン」、「ものづくり・電気・機械ビジネス展示ゾーン」、「地域創造ビジネス展示ゾーン」、「環境・バイオビジネス展示ゾーン」、「先端技術ゾーン」、「未来創造ゾーン」の7つのゾーンでの展示が行われ、北海道の教育・研究機関や企業等、307機関がブース出展しました。当機構の展示ブースでは、「産学官金の期待に応えるオープンイノベーションの推進」をテーマに、ACEの取組に加え、3大学それぞれの取組についても紹介を行いました。

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2.「Matching HUB Hokuriku 2025」に出展しました

2025年11月13日(木)、14日(金)の2日間の日程で、石川県金沢市で開催された「Matching HUB Hokuriku 2025」のパネル展示会に、オープンイノベーションセンター(通称:ACE)として出展しました。「Matching HUB」は、国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学が中心となって進めている地方創生、地域活性化の取り組みで、「Matching HUB Hokuriku」は、<北陸地域の活性化を目指した新産業創出と人材育成>をビジョンに掲げ、北陸発の産学官金連携マッチングイベントとして、2014年度からスタートし、今年度で12回目の開催となりました。初日は、「地域の未来に挑戦!~共創による持続的発展へのアプローチ~」をテーマに、基調講演やパネルディスカッション、学生によるビジネスプランコンペティション(以下、M-BIP)の最終審査が行われ、2日目は、パネル展示会のほかM-BIPの表彰式が行われました。

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3.【北見工業大学】北見工業大学×美幌町「講演会・実証実験住宅見学会」を開催しました

10月18日(土)、北見工業大学と美幌町との包括的連携協定の一環として、美幌町民の方を対象とした「講演会・実証実験住宅見学会」を開催し、19名の方にご参加いただきました。美幌町実証実験住宅は、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向け、本学がさまざまな技術の実証実験を行うために建設したものです。当日は、まず美幌町役場にお集まりいただき、平野浩司美幌町長からの開会のご挨拶の後、第66次南極地域観測隊に参加した社会環境系の大野浩准教授が、「南極と知床連山から見えた地球のリアル」と題して、日本の南極観測基地の1つであるドームふじ基地における調査研究や、知床連山における永久凍土調査研究の最新動向について講演を行いました。

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4.【北見工業大学】(論文発表)南極ドームふじ氷床コア深部の多結晶構造を精緻に解明~革新的手法で全層プロファイルを解明、不純物と再結晶化が氷床流動に与える影響を示唆~

国立極地研究所の猿谷友孝学術支援技術専門員・藤田秀二教授、北海道大学の宮本淳教授、北見工業大学教員らの研究グループは、南極ドームふじ基地で2007年までに掘削された深さ3,035メートルの氷床コアの最深部約600メートル領域(ドームふじ全厚の約20%に相当)を対象に、氷の中で結晶がどの方向を向いているか(結晶配向)とその微細な構造を詳しく調べました。研究グループが独自に開発・改良を重ねてきた特殊な測定手法を使って、これまでにない高い精度で氷の結晶の向きを連続的に解析した結果、氷の結晶配向の変化が氷に含まれる不純物の量や再結晶化(氷の組織が作り変わる過程)に大きく影響されることを明らかにしました。

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5.【北見工業大学】川村みどり副学長が道民向けセミナー「次世代半導体とほっかいどうの未来 in 北見」に登壇しました

10月29日(水)、本学多目的講義室において、道民向けセミナー「次世代半導体とほっかいどうの未来 in 北見」(主催:北海道経済部AI・DX推進局次世代半導体戦略室)が開催され、オンラインでの聴講も含めて約100名の参加がありました。冒頭、北海道経済部から「北海道半導体・デジタル関連産業振興ビジョンと道の取組」と題した挨拶の後、経済産業省北海道経済産業局から「半導体政策について」の説明がありました。続いて、本学の川村みどり副学長・応用化学系教授(専門分野:薄膜材料工学)が「半導体と私たちの暮らし」と題した講演を行い、「オホーツク地域で課題である第1次産業の労働力不足を補うために、AI‧ロボットの活用が今後必須となり、次世代半導体が必要不可欠。本学は半導体人材の育成を通じて社会に貢献したい」と語りました。

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6.【北見工業大学】地球環境工学科1年の田邊康太さんが気象予報士試験に合格しました

このたび、令和7年8月に実施された第64回気象予報士試験の合格者が発表され、本学地球環境工学科1年の田邊康太さんが合格し、気象予報士として登録されました。気象予報士は国家資格の一つであり、気象予報士試験は、その合格者が気象現象の予想を適確に行うに足る能力を持っていることを認定するために行うものです。田邊さんは、本学入学前から同試験に向けた準備を進めており、入学後も学習環境の整ったキャンパスで、日々の大学生活と自主学習を両立しながら継続し、その努力が実を結んで今回の合格へとつながりました。

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7.【北見工業大学】北見工業大学 地域循環共生研究推進センターとエア・ウォーター美幌町実証実験住宅におけるバイオメタンエネルギーシステムの実証開始~ コジェネレーションシステムとメタン燃料電池の社会実装に向けて ~

このたび、本学地域循環共生研究推進センターとエア・ウォーター株式会社は、2024年3月25日に締結した「住宅におけるカーボンリサイクル技術実証」に関する協定に基づき、2025年11月1日より北海道美幌町でカーボンニュートラルエネルギー活用に向けて研究開発を進めている技術を住宅や暮らしに応用するための実証実験住宅(美幌町実証実験住宅)において、バイオメタンエネルギーシステムの実証を開始しました。

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8.【北見工業大学】本学の研究が世界知的所有権機関(WIPO)発行「Green Technology Book」に掲載されました

このたび、2023年8月29日付プレスリリースで公開した、本学と日本電信電話株式会社(NTT)との共同研究における、マルチコア光ファイバを用いた光給電および信号光の同時伝送技術に関する記事が、国際連合の専門機関である世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organization: WIPO)が発行した「Green Technology Book 4th edition」の「Solutions for confronting climate disasters(災害対応技術)」に掲載されました。

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9.【北見工業大学】(論文発表)接触確認アプリCOCOAは、終了すべきだったのか?~ 世界184アプリの「終わり方」を網羅的に調査し、稼働状況の全体像を世界で初めて可視化 ~

今回のパンデミックにおいて世界各国で導入されたデジタル接触確認アプリ(Digital Contact Tracing apps)は、日本にて導入されたCOCOAと同じく、その多くが既に運用を終了しています。感染抑制に効果があるのであれば継続的に運用することが合理的なはずのなか、これら各国のアプリが、いつ、どういう理由で終了したのかという点は整理されていませんでした。そこで、158か国・地域の184アプリを対象に運用状況を網羅的に調査したところ、45.7%が既に運用を終了していることが明らかとなり、その終了理由を5つに整理することができました。一部の国ではDCTアプリを終了した後に更なる感染拡大がみられたことからも、今回の成果は、今後必要となる「パンデミックを通して継続的に運用可能なDCTアプリ」の開発に向けた基盤となることが期待されます。

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10.【北見工業大学】北海道ガス株式会社と北見工業大学は燃料の水素化に向けた運転実証試験に関する共同研究契約を締結しました

本日11月20日(木)、北海道ガス株式会社(以下:北ガス)と北見工業大学は、2016年4月に締結した包括連携協定に基づき、北ガスが家庭向けに販売するガスマイホーム発電「コレモ」に対し、燃料の水素化に向けた運転実証試験に関する共同研究契約を締結しました。水素は燃焼時にCO2を排出しないクリーンな次世代エネルギーですが、都市ガスと比較して燃焼速度が速く、異常燃焼が発生しやすいなど、技術的な課題があります。今回の共同研究では、それらの課題を解決し、将来的な水素利用の裾野を広げることを目的に実証を行います。なお、本運転実証試験は、本学のエンジンシステム研究室およびカーボンニュートラル社会の実現に向けた研究を推進している地域循環共生研究推進センターが所有する美幌町実証実験住宅にて実施されます。(参考記事はこちら

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11.【北見工業大学】学部1年次必修科目「オホーツク地域と環境」のフィールド実習においてメタンハイドレートの採取に成功しました

このたび、学部1年次必修科目「オホーツク地域と環境」の実践的学習の中のフィールド実習「おしょろ丸北海道沖メタンハイドレート調査実習」において、メタンハイドレートの採取に成功しました。 「オホーツク地域と環境」の授業では、本学が位置するオホーツク地域の特色とそこでの人々の営み、ならびに大学との関わりを理解し、他に類を見ないオホーツクという特異な自然環境やその保全についての理解を深めます。さらに、地域における自然、環境、暮し、産業、スポーツ、資源といった観点からの体験学習(実習・見学・体験)を通して、地域の営みや環境の特色と大学生としての地域との関わりに理解を深めることを目的としています。

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12.【北見工業大学】本学大学院生が「令和7年度 日本セラミックス協会東北北海道支部 研究発表会」において優秀発表賞を受賞

11月13日(木)・14日(金)、東北大学で開催された「令和7年度 日本セラミックス協会 東北北海道支部 研究発表会」において、本学大学院生の小野寺優さん(博士前期課程 工学専攻 機械電気工学プログラム1年、指導教員:大野智也教授)が、優秀発表賞を受賞しました。小野寺さんは、「高電圧耐久性付与を目的としたリチウムイオン伝導性材料へのアニオンドーピング技術の開発」という題目で発表を行いました。

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13.【北見工業大学】(論文発表)地域医療情報連携ネットワーク政策における費用便益モデルの構築と試算~患者情報のオンライン共有は、なぜ失敗するのか?~

2000年代以降、病院や診療所などの医療機関の間で患者情報をオンライン共有するための「地域医療情報連携ネットワーク」が、全国で400件以上構築されてきました。しかし、その利用率は低迷しており、事業終了するケースも数多く生じてきましたが、原因の定量的な分析は行われていませんでした。そこで、構築に掛かる費用だけでなく、利用者がネットワークから得られるメリットや運営に要する労力を定量化したうえで収支を計算する「費用便益分析」に、この政策分野で初めて取り組みました。その結果、構築・運用に要する多大なコストが掛かる一方で、そこから得られるメリットは限定的である点が示され、患者情報のオンライン共有が失敗する理由を客観的に明らかとすることができました。今後、医療分野に情報技術を活用していくうえで、費用の低廉化と導入メリットを拡大していくための施策が重要となるものと考えられます。

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14.【北見工業大学】本学教員2名のインタビューが「四谷学院の学部学科がわかる本」Web版に掲載されました

地球環境工学科環境防災工学コースの亀田貴雄教授および大野浩准教授が、「四谷学院の学部学科がわかる本」(運営会社:株式会社四谷学院)のインタビューを受け、Webサイトに掲載されました。本サイトでは、学問系統別に各学部の特徴・勉強内容・卒業後の進路などをわかりやすく紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

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15.【小樽商科大学】大砂百恵さん(商学部3年生)の取組が「STVみらいWEEK」で特集されました

STV(札幌テレビ放送)の特別企画「STVみらいWEEK」で、本学商学部経済学科3年の大砂百恵さんの取組が紹介されました。「STVみらいWEEK」は、北海道の課題や可能性に光をあて、未来に挑む人々や取り組みを紹介する特別企画です。大砂さんは地域資源である「日高昆布」の可能性に魅了され、昆布の価値を高める事業を2024年6月に起業しました。2025年9月には化粧品ブランド「SHIRO」の新製品に日高昆布が採用されるなど、実際の事業化にもつながっています。海藻に関する知見や技術を駆使し、海藻を起点とした新たな循環型社会の実現を目指す活動が、11月28日放送の番組で「コンブの価値を高める“若者の発想力”」として紹介されました。

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16.【小樽商科大学】山口春菜さん(1年生)が、北海道起業家甲子園でNICT賞(最優秀賞)を受賞しました

このたび、2025年11月29日に開催された「北海道起業家甲子園2025」で、本学商学部グローカルコース1年の山口春菜さんがNICT賞(最優秀賞)を受賞しました。北海道起業家甲子園は、総務省および情報通信研究機構(NICT)が主催する全国規模のビジネスプラン発表会「起業家甲子園」の連携大会で、ICT(情報通信技術)を活用した革新的なビジネスアイデアを持つ学生や若手人材を対象に、地域課題の解決や新しいサービス創出を目指すプランを競うビジネスコンテストです。

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17.【帯広畜産大学】令和7年度 帯広畜産大学 食品安全管理者育成プログラム 第3回「食品表示セミナー」を開催しました

10月9日(木),帯広畜産大学において,食品安全管理者育成プログラム第3回「食品表示セミナー」を開催しました。本学通山志保客員教授を講師に迎えて基礎編と応用編に分けて実施し,対面・オンライン・オンデマンド合わせて40名が受講しました。基礎編では生鮮食品,加工食品の表示について,食品の具体例を挙げながら表示が必要な項目について説明し,消費者庁による「食品期限表示の設定のためのガイドライン」の改正や加工食品の原料原産地制度,食品添加物の不使用表示や機能性表示食品などの最新情報に触れながら詳しくご講義をいただきました。

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18.【帯広畜産大学】令和7年度 HACCP・食品安全管理プログラム 「帯広セミナー」を開催しました

10/20(月)帯広畜産大学において,令和7年度 HACCP・食品安全管理プログラム 「帯広セミナー」を開催し,対面・オンライン・オンデマンド合わせて61名が受講しました。はじめに本学の通山志保客員教授から食品安全の最新情報についてご講義をいただきました。昨年度発生した食中毒の特徴や自主回収の届け出情報,アレルゲン表示の最新情報や食品表示のデジタル化に向けた動きについて情報提供をいただきました。

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19.【帯広畜産大学】小幡千奈津さんが第68回全日本学生賞典総合馬術競技大会で4位に入賞しました

令和7年11月2日(日)~3日(月)に、兵庫県の三木ホースランドパークで開催された「第68回全日本学生賞典総合馬術競技大会」において、馬術部の小幡千奈津さん(植物生産科学ユニット4年)が個人の部で第4位に入賞しました。この大会は、全国の学生馬術選手が「馬場馬術」「クロスカントリー」「障害飛越」の3種目で総合得点を競うもので、馬と選手の高い技術と信頼関係が求められる競技です。

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20.【帯広畜産大学】チーズ製造学 第2回短期研修会を開催しました

10月28日~30日の3日間,帯広畜産大学において「チーズ製造学 第2回短期研修会」を開催しました。

帯広畜産大学では,酪農産業の持続可能な発展に貢献することを目的とし,令和6年7月に「ミルク&チーズコンソーシアム」を設置しました。コンソーシアムでは,生乳生産を支える乳・乳製品の消費構造の変革を促進し,産学連携による国内トップレベルの乳・乳製品の拠点を形成することを目指しています。本研修会はコンソーシアム事業の一環として,優れた乳製品を製造するために必要な正しい知識と適切な技術を身に着けるため,座学と製造実習を合わせた内容で実施し,道内外から合わせて11名が受講しました。

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21.【帯広畜産大学】ロードキル講習会を開催しました

11月4日に,帯広畜産大学にてロードキル講習会を開催しました。本講習会は「野生生物保全管理技術養成事業」の一環として,開発事業等において猛禽類の保全対策に携わる方の技術向上を目的としています。本学 環境農学研究部門 浅利 裕伸 准教授を講師に,10名の参加者がロードキルの概要や効果的な対策のあり方について学びました。

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最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
今後も定期的に配信をしてまいりますので、是非ご覧ください。


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