IIC News Letter 第20号(令和8年5月配信)
<IIC News Letter第20号>
北海道国立大学機構の産学官金連携統合情報センター(IIC)がお届けするIIC News Letter第20号です。定期的に3大学の教育研究活動や行政・サービス機関、産業界からの最新情報をわかりやすく皆様にお届けします。
目次
1. 【特集】北海道国立大学機構スタートアップイベント開催!~なぜ今、「大学スタートアップ」が注目されるのか~
2. 【シリーズ:フードテック】多様化する「食の未来」を考える(第五弾)
3. 【お知らせ】小樽商科大学・帯広畜産大学・北見工業大学のオープンキャンパス
1. 【特集】北海道国立大学機構スタートアップイベント開催!~なぜ今、「大学スタートアップ」が注目されるのか~

――北海道国立大学機構スタートアップイベント開催決定!
2026年6月4日(木)19時より、当機構スタートアップイベントを東京会場・オンラインのハイブリッド形式で開催します。
スタートアップや起業を目指す研究者たちが集結し、独自の技術とビジネスプランをプレゼンテーションします。

現在、日本では人手不足や一次産業の変化、環境への対応など、さまざまな社会課題が共通のテーマとなっています。北海道は、こうした課題が特に顕著に現れている地域です。だからこそ、北海道で生まれ、実践を通じて磨かれた技術やサービスは、全国でも役立つ可能性を大きく持っています。
今回のイベントは、単なる研究発表の場ではありません。全国の企業や自治体、投資家のみなさまにとって、新しい技術や課題解決につながる「パートナー」と出会う機会になると考えています。
それでは、なぜ今、大学スタートアップに注目が集まっているのでしょうか。
――注目すべき理由①:多様な環境で鍛えられた、実践的な技術とノウハウ
新しい製品を共同開発したり、最先端の社会インフラをつくったりするうえで、「どのような環境で実証実験を行うか」は非常に重要です。
当機構が取り組むスタートアップは、広大な農地、厳しい寒さ、豊かな自然環境など、北海道ならではの多様で厳しいフィールドを活かして、実際の現場で検証を重ねています。
そのため、これらのスタートアップと連携することで、研究室の中だけでは得られない、現場で磨かれた実用性の高い技術やノウハウを、事業やサービスに取り入れることができます。
北海道で培われた知見は、全国の地域や、新たな価値づくりを目指す企業にとっても、事業成長につながる大きなヒントになるはずです。
――注目すべき理由②:社会課題の解決から、新たな市場や価値を生み出せる
現在、多くの企業や自治体が、サステナビリティの実現や新しい価値づくりに取り組んでいます。しかし、実際に大きな成果や変化につながる突破口を見つけるのは簡単ではありません。
当機構が取り組むスタートアップは、現場が抱える切実な課題やニーズに向き合いながら事業を進めています。こうした技術やアイデアを取り入れることで、社会課題の解決と経済的な成長の両立を目指すことができます。
大学スタートアップとの共創は、単なる支援活動ではありません。お互いの強みを掛け合わせることで、新しい市場や価値を生み出していく、実践的な取り組みといえます。
――東京会場・オンラインで、未来の協業への第一歩を
大学の知財やスタートアップの技術は、資料を見るだけでは、本当の価値や活用の可能性までは伝わりません。
研究者や起業家が、どのような思いで課題に向き合い、それをどう事業につなげようとしているのか――。その「生の声」に触れることで、企業や地域との新たな連携の可能性が見えてきます。
「次の事業につながる、新しい技術やアイデアを探したい」
「社会課題の解決に挑む、先進的なパートナーと出会いたい」
そんな思いを持つみなさまにとって、本イベントが次の一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。東京会場、またはオンラインで、未来の協業に向けた第一歩を踏み出してみませんか。
みなさまのご参加を、心よりお待ちしております。
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【開催概要】北海道国立大学機構発スタートアップの可能性 ~地域と大学が動かすイノベーション~
日時: 2026年6月4日(木) 19:00〜20:00
場所: CIC東京(虎ノ門ヒルズビジネスタワー15F) + オンライン(Zoom)
対象: 経営企画部、新規事業開発部、VC・CVC担当者、スタートアップ企業経営者など
申込: https://forms.office.com/e/1bx53ZPUTd
<申込締切>2026年6月3日(日)12:00
イベント情報はこちら:
https://startuphokkaido.com/event/7495/
https://community.venturecafetokyo.org/sessions/2991
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2. 【シリーズ:フードテック】多様化する「食の未来」を考える(第五弾)

シリーズ・フードテック第五弾。今回は、「オーダーメイド型の栄養と健康管理」について紹介します。
一人ひとりの体質や健康状態に合わせて、最適な食事や栄養を提案する「オーダーメイド型の栄養」技術や、食と健康をつなぐ「健康管理」技術は、これからの健康づくりや健康寿命の延伸を支える重要な分野として注目されています。
大学では、最先端のバイオテクノロジーやAIを活用した研究に加え、心理学の視点からもさまざまな研究が進められています。ここでは、最新の研究をご紹介します。
――帯広畜産大学:食と健康の未来を探る
帯広畜産大学では、発酵食品や腸内環境など、「食」と「健康」のつながりに注目した研究が進められています。
乳酸菌や腸内細菌、食品に含まれる成分が、体調や代謝にどのような影響を与えるのかを探る研究は、オーダーメイド型の栄養提案にもつながる分野です。
特に十勝地域は、乳製品や農産物など豊かな食資源に恵まれており、地域の食材を活かした研究が行われていることも大きな特徴です。
発酵技術や機能性食品に関する研究は、健康維持や生活習慣病の予防への活用が期待されています。将来的に、個人の体質や健康状態に合わせた食生活のサポートにつながる可能性もあります。
――筑波大学:睡眠の悩み、食事で解決?一人ひとりに最適なメニュー提案へ
筑波大学では、アプリから得られるデータを活用した大規模調査を通じて、睡眠の悩みに合わせた「最適な食事メニュー」の提案につながる研究成果が得られています。
調査・分析の結果、食事のバランスが睡眠の状態と深く関係していることが分かってきました。
例えば、
・寝付きが悪い人は、食物繊維を多く取る
・睡眠時間が短い人は、タンパク質を増やす
・睡眠の質が低い人は、カリウムを増やし、塩分(ナトリウム)を控える
といったように、一人ひとりの悩みに合わせて、効果的な食生活を提案する技術が注目されています。こうした研究は、個人の体質や生活習慣に合わせた、より精度の高い健康サポートにつながることが期待されています。
――慶應義塾大学:アプリを活用した食事コーチング
予防医療の分野では、アプリを活用し、管理栄養士が食事をサポートする「食事コーチングサービス」が始まり、注目を集めています。
このサービスでは、身長・体重・年齢に加え、食事の好みなどの情報をもとに、食生活や栄養状態をわかりやすく見える化します。さらに、一人ひとりに合わせた食事提案を行うほか、食事内容や栄養バランス、睡眠や生活リズム、体重や血圧などの健康データまで、総合的にサポートします。
今後、より高度なサービスの実現に向けて、システム開発やデータ解析、臨床研究を進めながら、食を通じた病気予防につなげていくことが期待されています。
――神戸大学:健康行動を習慣にする仕組みづくり
健康的な行動を続けたり、生活習慣を変えたりする仕組みについて、神戸大学では行動科学や健康心理学の視点から研究が進められています。
食生活や運動習慣を改善するには、正しい知識を知るだけでは十分ではありません。
「やってみよう」という意欲や、「自分にもできる」という自信、さらに家族や周囲の支えなど、心理的な要素が大きく関わることが分かっています。
また、自治体と連携し、健診データなどの健康情報を活用しながら、地域の人々がより健康的な行動を取りやすくする取り組みも進められています。
AIやデータ活用が進む中でも、最終的には「無理なく続けられる健康習慣をどう作るか」が重要なテーマとなっています。
フードテックに関する研究に興味のある方は、商・農・工に強みを持つ北海道国立大学機構にまずはご相談ください。
●IICワンストップ窓口:https://www.nuc-hokkaido.ac.jp/iic/iic-contact/
3. 【お知らせ】小樽商科大学・帯広畜産大学・北見工業大学のオープンキャンパス
北海道国立大学機構・3大学(小樽商科大学・帯広畜産大学・北見工業大学)の熱気とキャンパスの雰囲気を直接体感していただける「オープンキャンパス」を、今年も開催いたします!
ウェブサイトや資料を読むだけではわからない、教員や現役学生の熱量、そして充実した教育環境を直接確かめられる機会です。
進路選択の確かな判断材料として、ぜひご活用ください。
――小樽商科大学 2026年度オープンキャンパス
日時: 2026年8月8日(土)10時30分~15時30分
※プログラムの詳細については、決まり次第更新いたします。
https://nyushi.otaru-uc.ac.jp/examination/opencampus/
――帯広畜産大学 令和8年度オープンキャンパス
日時: 2026年7月25日(土)9時00分~16時00分
対象者: 高校生、保護者など ※中学生以下の方もお申し込みが可能です。
事前申し込み: 参加にはウェブサイトでの事前申し込みが必要です。
受付期間: 2026年6月14日(日)10:00~7月10日(金)17:00
詳細は決定次第、お知らせいたします。
https://www.obihiro.ac.jp/navi-open
――北見工業大学 2026年度オープンキャンパス
6・7・9月の全3回開催します。
日時:
●第1回 6月28日(日) 09:30~16:00 ※大学祭と同時開催
申込期間:6月1日(月) 12:30~6月22日(月)23:59
●第2回 7月25日(土) 09:45~16:30
申込期間:6月10日(水) 12:30~7月13日(月)23:59
●第3回 9月12日(土) 12:00~16:30
申込期間:8月17日(月) 12:30~8月31日(月)23:59
https://koho5.office.kitami-it.ac.jp/admission/events/#campus
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IICニュースレターでは、地域の課題を解決し、新たな価値を共創するための情報を発信しています。また、企業へのインタビューなどを通して、地域の未来をいっしょに考える場づくりにも活用しています。
今後、こんな特集をしてほしい、もっとこういう取組みが必要だ、といったご意見、ご要望もお待ちしています。お気軽にお問合せください。
国立大学法人北海道国立大学機構
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〒080-8555 帯広市稲田町西2線11番地
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E-Mail:iic@office.nuc-hokkaido.ac.jp
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